スカイプやfacetimeなどのビデオ通話に使われるPC内蔵のwebカメラ。実は知らない間に勝手に起動している・・!という被害が発生している事をご存知でしたか?
今回はウェブカメラによる盗撮被害を防ぐための注意点や、発生してしまった時の対処法を紹介していきます。
MacやwindowsでPC内臓カメラが勝手に起動するのはなぜ?ウィルスにかかった時の対処法や注意点は?
SkypeやFacetimeなどで使うMacのインカメラやwindowsに取り付けたwebカメラが、スカイプでテスト起動やビデオ通話をしていない時も起動していた・・・想像するだけで恐ろしいですよね。
しかし、実際にはPCですべてのタブを閉じたら画面に自分の顔が映っており、画面下に見知らぬアイコンが出ていた事が複数回あった、というケースが報告されています。
いきなり自分のPCにそんな事が起きたらビビりますよね!
しかも気づく事が出来ればまだしも、知らないうちにPC内のデータをハックされてるだけでなく、プライベートも盗撮されてたとしたらもう人生の危機に発展しかねません・・・。
消せども消せども「webカメラが勝手に起動する」場合、残念ながらその原因はウィルス感染の可能性が非常に高いです。
webカメラを勝手に起動させるBackDoor.Webcam.9というウィルスを仕掛けられたり、トロイの木馬(一見無害に見えるソフトウェア)によってカメラをハッキングされた、という例が報告されています。
webカメラをハッキングされない為の注意点!
それでは早速ウィルスソフトやトロイの木馬による被害に合わないための注意点を見ていきましょう。
アンチウィルスソフトをインストール
まずは必ずアンチウィルスソフトを必ず使用しましょう!
windowsの方、インターネットを使ってネットサーフィンやメールを使う場合は絶対に必須です。
アンチウィルスソフトが必要ないと言われているMacの場合も、出元が不明なフリーソフトや添付ファイルをインストールする際は慎重になりしょう。
サイトやメール、添付ファイルは不用意にアクセスしない
当たり前ですが、怪しげなサイトやメール、身に覚えのない添付ファイルは不用意にアクセスしない様にします。
ウィルスに感染したことに気づかず、自身がウィルス源となって拡散させてしまう可能性もあります。
アップデートを怠らない
アップデートを行う事で、PC内部の不具合を直したり若干の機能向上などが行われます。
バージョンアップを放置するとセキュリティホールからウィルスが侵入してしまう事もあり得るので、こまめにアップデートしていきましょう。
不用心にPCから離れない
上記を自分がどんなに気をつけていたとしても、直接ソフトをインストールされては元も子もありません。
カフェや休憩室、図書館などの公共の場では、PCに対して不用心にならない様に気をつけましょう。PCを開きっぱなしにしたまま長時間席を離れるなどは以ての外。
オーダーをとったりお手洗いに行く時など少し場を離れる時は、スクリーンロックをかけたり、ケースやカバンに入れたりするなどの注意が必要です。
webカメラが勝手に起動した時の対処法は?
それでもwebカメラが勝手に起動してしまった時はどうすればいいのでしょうか。
セキュリティソフトでウィルス駆除
ウィルスが原因の場合は、セキュリティソフトで駆除しましょう。
もしも適切なソフトが分からない場合は、プロに相談するのが一番。
いざ感染してしまった・・!となると焦ってしまうかもしれませんが、業者に正しく対処してもらう為にも、今のPCの状態をしっかり分析することが大事です。
業者に依頼をする際に、何がトリガーとなってどのタイミングでどんな状態になってしまったのかを記録しておきましょう。
バックアップを取ってリカバリー
最悪の場合は、PC自体を初期設定したり、それに近い状態へリセットすることが必要になります。
その際は問題なく現状復帰できる様にこまめにバックアップを取っておきましょう。
ウィルスに感染してないことが分かっている時点での最新データがあれば、まっさらなPCでもリストアする事でリカバリーが可能です。
カメラをテープで塞ぐ
最後は一番わかりやすい対策です!物理的対策(笑)
そもそものレンズを塞いでしまえば、向こう側も真っ暗ですからね。ウィルス駆除後も、万が一に備えて常に貼りっぱなし、という方も多い様です。
この際、薄いテープだと光の加減によって透けてしまい意味がなかったりします。黒など濃い色のビニールテープだと安心ですね。
webカメラを安心して使いながら自由に生きるために
今回はwebカメラが勝手に起動する時の注意点や対処方法を紹介しました。
想像もしたくない事ですが、備えあれば憂いなし。
今や私たちの生活になくてはならないPCをウィルスから守るためにも、日々の生活やビジネスにおいての扱いはくれぐれも大切に扱っていきましょう。