巷でよく目にする・耳にする「自信をつける方法」。
「自信を持つことが大事!」「自信持って!」と簡単に言うけど、時には理由なく気分が沈んだり落ち込んだり、うつ病じゃなくても人間であれば「私なんか生きる価値ない・・」と時には自己嫌悪に陥ったりすること、ありますよね。
また、極度の人見知りや緊張しがちな性格だったり、会社のプレゼンや彼氏とのデートなど大事な時に限って残念になってしまう、ということもありますよね・・(涙)
今回はそんなケースに非常に効果的&今すぐ簡単に出来て習慣化にもおすすめ1分で出来る仕草を紹介します。男性も女性も、すでに「自分はポジティブだから大丈夫!」という方も、さらに自信をつける方法なので、是非参考にされてみてください。
簡単な仕草、ボディランゲージだけで自信がつく理由とは
今回紹介するのは「1分で出来る自信をつける方法」。やる事は、なんて事のない老若男女誰でも出来る仕草です。
なぜ仕草でマインドが変わるのか、ということですが、これは解剖学の観点でも証明されていることです。
例えば試しに、背中を小さく丸めてがっくりと首を落とし胸の前で腕を組んで自分を守るように小さくなってみてください。なんだか気分が落ち込んできませんか?
次に、丸めた背中を起こして、両手を思いっきり広げて背伸びをするように顔をあげて目と口を大きく開いてみましょう。今度は少し気分が晴れますよね!
人間の体と心は連動している、というのは非常に理にかなっている事なんです。
筋肉の収縮・弛緩によって血流を良くさせると、交感神経・副交感神経を司る自律神経が整い、心が満たされてきます。逆に自分をオープンにさせない体勢にしてしまうと呼吸が体に入りづらくなり、幸せホルモンであるセロトニンの分泌が不足してきます。
この心身の構造をうまく取り入れたのがヨガの呼吸やアーサナなんですが、何もわざわざヨガをしなくても、エレベーターの中や友達との待ち合わせ時間などふとした時に1分でどこでも出来る仕草がありますので、早速紹介していきますね!
1分で誰でも・どこでも出来る超簡単な方法!科学的実験データに基づく驚くべき結果
場所を選ばず、男性であろうと女性であろうと子供であろうと大人であろうと効果的な1分で出来る自信がつく方法。
それは、仁王立ちです。早速やってみましょう。
両足を肩幅より少し広めに広げ、両手は腰。傍目から見たら少し偉そうな印象を残すこの仁王立ちポジションが、最強マインドを作るポーズです。
実はこれ、アメリカの社会心理学者Amy Cuddy女史が、プレゼンテーション番組「TED」でも話した内容。
美しく素晴らしい実績のある彼女ですが、実は意外にもかなりのチキンマインドだったことをプレゼンでは明かしており、マインドの克服には「社会的ホルモン(dominance hormone/直訳:支配ホルモン)とストレスホルモン(stress hormone)を司るこの『力強いポーズ』を活かすべき」と述べています。
There are a lot of differences between powerful and powerless people.Physiologically, there also are differences on two key hormones:testosterone, which is the dominance hormone, and cortisol, which is the stress hormone.(中略)
So it seems that our nonverbals do govern how we think and feel about ourselves,so it’s not just others, but it’s also ourselves.Also, our bodies change our minds.
引用元:TED
彼女は自身の研究室の実験で、この「仁王立ちポーズ」を2分間行ったグループと、真逆である自分を小さくする「無力になってしまうポーズ」を行わせたグループと比較し、ホルモン分泌量を調べました。
その結果、仁王立ちポーズをしたグループはストレス性ホルモンであるコルチゾールが25%も減少したとの結果が出たんです! 一方、無力なポーズをしたグループの方は恐ろしいことに15%も増加してしまうという結果に。
逆に男性ホルモンの一種・社会性を発揮するホルモンであるテストステロンに関しては、仁王立ちポーズグループは増加し、無力ポーズグループは減少してしまうという結果になりました。
But the next question, of course, is can power posing for a few minutes really change your life in meaningful ways?
引用元:TED
エイミー・カディ女史は「たった2分のポーズがもたらした結果を、現実世界=日常生活でどう応用出来るでしょうか?」と述べています。
人が受ける印象の9割以上は非言語。毎日たった1分の習慣が自分を作り上げる

著名な心理学者であるアルバート・メラビアンは、コミュニケーションの印象の9割以上はノンバーバル・コミュニケーション(非言語パフォーマンス)で決まると述べています。
例えばあなたが誰かの会話を聞いている時、まず相手のどこを見るでしょうか?相手の声質?話し方?話の内容?
メラビアンは仕草や表情、容姿などの視覚情報から得られる印象が55%、声の高低や話の速さなどの聴覚情報が38%を占めており、話す言葉そのものの意味や内容は、経ったの7%にすぎないと述べています。
つまり、どれだけ立派な内容を話していたとしても、例えば目が虚ろだったり声が小さくて自信なさげだったり、落ち着きがなかったりしては、相手にはそういった視覚・聴覚的な印象でほぼ決まってしまうんです。
しかし、「自信をもつ」ってすごい難しいことですよね。「自分で自分を信じる!」て脳内だけで思い込ませるって正直エネルギー使いますよ。
だから、元気が出るような音楽を聞いたり、好きなカフェに行ったり、友達に話を聞いてもらったり、外部からの刺激でなんとかしようとするんだと思います。それでも、やっぱり堂々巡りになってしまう。
人間のマインドを支配しているのはホルモンです。たった2分の実験で驚くべき結果を出したポーズを、日常で習慣化させたらどうなるのか?簡単に想像できますよね^^
歯磨きをしてる時、エレベーターで一人になった時、友達を待っている時、ディズニーランドでの待ち時間。とにかく、一日に何回でもいいから仁王立ちをしてみましょう。あなたが「こんなんで意味あるんかいな・・」と思っている間も、ストレスホルモンは消え、社会性ホルモンは増え続けてくれています。ちなみに私は偉そうに見えるのが嫌なので、なるべく一人の時にしてますが(笑)
2分間が長い、という場合は別に1分でも30秒でもいいと思います。とにかくやってみるのが大事なことだと思うので、是非参考にされてみてくださいね。
それでは今回は以上です!