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会社を辞める前にやって良かったこと。退職前に副業をオススメする3つの理由

このブログを読んでいるということは、「会社員からの独立」「収入の柱を複数持つ」ことに少なからず興味があると思います。

今回は大手出版社に長年勤めるも全てを捨て、フリーランスで独立した私が行った「会社をやめる前にやって良かったこと」「やるべきこと」「やらずに後悔したこと」をお伝えしていきます。

会社を辞める前にやってよかったこと、やるべきこと、やらずに後悔したこと

まずは退職前にやるべき超基本の「業務事項」から。

社内手続きのディテール確認

言うまでもなく、いの一番にやる事が社内手続き。

上司への意思通知、引き継ぎ対応など業務に関する確認・共有は勿論ですが、

・通知タイミングから算出した実質退職日
・有休消化期間
・必要提出書類
・リソース返却フロー確認
・社会保険期間の確認

これらに関して、そもそも社内規定に基づいた退職の手続きを踏んでいくのが社会人としての最低マナーです。

退職日は会社から支給されたICカードやPCや携帯など、返却手続きも必要となりますし、会社の健康保険に加入している場合は、期間の切り替えタイミングも重要になります。

事務的な確認は早め早めに出来るところから逆算して動いていけると良いですね。

クレジットカード作成

続いては、やった方がいいこと。初心者向きですがまずはクレジットカード作成。

クレジットカード作成に必須なのは「信用」です。

「会社から毎月固定収入がありますよ」といった信用のない個人でも、勿論収入や経歴によってはスムーズに作成は可能ではあります。

が、もしも社会人歴が少なく個人収入が不安定・少ない場合、審査はまず通りません。

もし審査が通ったとしても

・利用限度額が少ない
・利用可能額の一時増額承認が降りない
・キャッシング機能不可

などになる可能性が高いので、クレジットカードは、会社に在籍している間に作っておきましょう。

 

少し話は逸れますが、個人的には利用しようとしまいとクレカは1枚持っておいた方が何かと便利だと思います。

クレジットカードの利点としては、下記が挙げられます。

・万が一の身分証代わりになる
・携帯することで自動保険機能がつく
・盗難補償がある
・支払い一元化

他にもポイントやギフトなどカード会社の恩恵を受けるなど諸々ありますが、ビジネス面での一番のメリットは言うまでもなく、

「支払いを後に回せること」。

これですね。キャッシュフローでのメリットが高い点です。

日本は先進国の中でも稀に見る現金社会ですが、海外ではクレカ支払いが当たり前な社会が多いですので、持ってない方は1枚作成しておくことをお勧めします。

引っ越しや賃貸契約、住居購入など不動産関連

クレジットカードと同じ原理ですが、場合によってはこちらの方が切実です。

不動産関連における会社員=固定収入が約束されている、という信用性はかなり大きいです。国から雇われている公務員、財閥系や名の通った大手企業であればあるほど信用性も高いです。

もしくは弁護士や医者などの国家資格ありきの仕事など、権威性の強い職業であれば審査が通らないということもまずありません。

 

しかし、こういった信用性から離れた「個人」だと不動産関係は一気に難しくなるんですよね・・。

管理人も退職直後に引っ越しを経験しましたが、大家さんは理解のある方だったものの、保証会社の審査はやはり厳しかったです。

賃貸契約はこうした大家さんとの相性や保証会社の理解によってスムーズに通る場合もありますが、不動産購入やローン組みなどを個人で行う場合は、当然ながらさらにハードルが高くなります。

不動産においてはどれだけ稼いでいる個人よりも、収入が低くても会社ブランドがある方が「信用がある」と思われますので、住居関連に関しては退職する前にカタをつけておいた方が無難でしょう。

失業保険の受給額や期間・スケジュール確認

雇用形態にもよりますが、一定期間雇用保険に加入していた場合は、退職後に失業保険の支給受け取りが可能です。

もしあなたが退職後にすぐ次の仕事が決まっていないのであれば、

・雇用保険の具体的な受給額
・受給期間
・支給スケジュール

を予め確認しておくことをおすすめします。

労働期間や収入額によって事前に計算が可能ですので、退職後のスケジュールなども加味しながら事前に確認した方が良いでしょう。

 

もちろん、受け取る条件として「次に仕事するための準備期間」と言う名目が必須です。

つまり、転職や起業に向けた具体的(かつ職業訓練所の条件を満たす)行動が必須条件となります。

 

雇用保険を一定期間支払ってきたのであれば、失業保険は権利です。受給手続きは取っておきましょう。

また、場合によっては初回給付額までタイムラグがある場合もあります。

支給タイミングやハローワークに通う日時、退職後の人生プランをしっかりと事前計算し、あとで「ちゃんと確認しとけば良かったー!」なんてことのない様にしたいですね。

 

蛇足ですが、ハローワークでは転職情報だけでなく就職に役立てる学校の情報なども色々と書いてあります。

ただ倍率がものすごい高かったり、かなり早い段階で予約が必要な場合もあるそうなので、興味のある方は退職前にハローワークで色々と情報収集してもいいかもしれません。

人脈作りや情報収集、転職サイト登録など

こちらはハローワークでの情報収集と同じ原理です。特に、次に進むべき道が具体的に決まっていないのであれば

・人材募集関連の情報収集
・社内外での人脈形成
・転職サイト登録(実際に転職するかどうかは別問題)

などは早め早めにしておくべきでしょう。

 

私の場合は転職するつもりはサラサラありませんでしたが、それでも社内の人事部との連携は取っていましたし、人脈作りは早い段階で意識していました。会社と言えども、人と人との繋がりはやっぱり基本です。

契約先から「困ったらうちに来てくださいね」という社交辞令もありがたく「是非お願いします!」と返し、ちゃっかりSNSでも繋がらせていただきました(笑)

会社を離れるとこういったコミュニケーションの一切がなくなるので、社内外問わず、個人でしっかりとした関係性を作っておくことは、後から本当に生きてきます。

 

あとは系列会社が人材派遣事業も行っていたので、人事に関するセミナーや研修を受講したり、業界情報収集は勿論、履歴書・職業経歴書の作り方や面接の受け方もチェックしてもらってました。

 

これは別に「面接に通りやすい履歴書の書き方を学ぼう!」とかそういうマニュアル話ではありません。

1.「自分の強み」「これまでの仕事で培ったアピールポイント」の棚卸し
2. 第三者に俯瞰的な目線で見てもらう

この流れを通すことで、自分では見えてこなかった視点が見えてくる事があるんです。

就職活動にも似てると思いますが、大切なのは「雇われる前提の視点」ではなく、「自身の強みを活かした働き方」を見つめ直すことです。

私が会社員の間に副業でブログを勧める3つの理由

なんやかんや書いてきたものの、私が会社員の間に一番やってよかったと思ってることは「副業経験」です(笑)

 

なんでかというと、一時的だとしても「雇われ」を離れる、というのはある程度リスクが生じます。

例えば起業の話が白紙に戻った、転職条件が話と違った、など、

考えたくもないですが「こんな筈じゃなかった」事態に陥った際、副業(複業)の経験がある事で胆力が変わってくるからです。

「いざという時はこれでやっていこう」という選択肢がある事で、肝が座るというか底力や精神的余裕が段違いに変わります

さらには、本業と別の視点が生まれる事で、複数のフィルターで物事を見られる様になります。

 

まとめると、この3つですね。

1.精神力・胆力が培われる
2.いざという時の保険が出来る事で余力が生まれる
3.新たなフィルターが生まれることで視座が高くなる

 

ちなみに私の会社員時代の副業ですが、私は主に金融投資をやっていました。株、FXなどの投資ですね。

何だかんだで500万円くらい儲かりましたが、500万円くらい失いました。

もう二度とやりません(涙)。

 

で、今自分が会社員だったら何をやるかな?と思いますが、もうこれは即答です。

間違いなくブログアフィリエイトです。

 

私のビジネス仲間には会社員やりながらブログアフィリをやっていたり、会社員時代・学生時代にスタートさせ、利益が給料よりも出たから退職した、会社員やるよりも経済も精神も安定してるからそもそも就活しなかった、大学やめた、という20代の若者が大勢います。

 

正直、めちゃくちゃ賢いな、と思います。

若ければ若いほど選択肢というのは膨大に存在しますが、同時に時代も恐ろしいスピードで変わっています。

オンラインサロンが大学や企業のライバルになりつつあるという現代。彼らの選択は、マイノリティながらも感性の鋭さを感じずにはいられません。

 

話が逸れましたね。

次から、なぜ会社をやめる前に「副業」というか、プログアフィリエイトをオススメする理由を挙げていきます。

リスク・初期費用がない。仕事に支障をきたさず、自分のペースで出来る

私は実は金融投資歴がかなり長くて、リーマンショックからアベノミクスから新興国バブルからチャイナショックからと、色々と波を見てきました。

で、株とかFXの様な金融投資って、市場が常に動いているので精神的に休まる時がないんですよ。それに大きく稼ぐなら初期投資額として最低100万円位あった方が良い。

勿論、数万円でも始められますし、さらには一瞬で億単位を稼げる可能性もあります。が、その分一瞬で億単位の借金を負うリスクもある。

つまり、ゼロサムゲームなんですよね。

 

対してブログは、

・自分のペースで書きたい時に書けばいい
・リスクほぼゼロ(アカウントBANくらい、よほどのレベル・・)
・初期費用は月々のサーバー&ドメイン代(せいぜい年一万前後)

こんなレベルです。

失敗したところで借金が出来る訳でもないし、空売りの様な国家レベルの陰謀めいたものもありません。

やればやるだけ成果が出る、分かりやすい世界。

自分のペースで出来る上に頑張ったら頑張った分だけ報われる、プラスサムゲームのビジネスです。

在庫を抱えなくて済む

比較対象として金融投資の話に戻りますが、株やFXよりもリスクがない点で、サラリーマンに人気なのが不動産投資。

特に大手企業や忙しい高収入サラリーマンにとっては節税対策にもなりますね。

しかし、不動産投資の大きなデメリットは

在庫の存在
・初期費用(&月々のキャッシュフロー計算)
・リスクヘッジの保険管理

さらには、最初の情報収集がめちゃくちゃ重要ですし、友人曰く税理士さんがいないと確定申告はかなり面倒(笑)

この辺をまるっと管理してくれる優秀な業者さんと提携すれば強いと思いますが、副業初心者の場合、よほど強い紹介がない限りオススメしません。

 

また在庫に関しては、同じ原理で物販などの輸入ビジネスもそうですね。

個人的に海外旅行が好きなので、一時期友人の輸入ビジネス会社を手伝った時はその商品達に軽くテンション上がりましたが、やはり在庫管理や修理時のフローやり取りはものすごい面倒でした。

外注さんを回すやり方もありますが、会社員をやりながらキャッシュフローやビジネスフローを構築していくのはなかなか至難の技です。

それに家に帰って商品だらけだったら少しげんなりしますよね・・・(笑)

経験が資産に変わる

これが会社員がブログをやる上で最強のメリットだと思うんですが、会社員の経験こそ、ブログビジネスに生きると思ってます。

ここだけの話、私は会社員時代に経験したネタによって、ブログでかなり稼がせてもらいました。

・上司との人間関係
・接待のマナー
・同僚との合コン
・歓送迎会の面倒さ
・挨拶やビジネスマナーの疑問
・社内恋愛の乗り切り方(笑)

働く日本人のほとんどが、まだまだ会社員の時代です。であれば、会社員の経験値には需要がある

つまり、ブログアフィリエイトにめちゃくちゃ役立ちます。

会社員時代の経験がブログ資産になり、さらに収入が構築して情報発信に進めば、そこで会社員時代のスキルをDRMへと活かすことが出来ますよね。

こう考えると、ブログって本当に最強だなとつくづく思います。

「所属」の環境を利用して、どれだけ「経験」を積み自身と社会に還元していくか

散々ブログアフィリのメリットをお伝えしてきましたが、「副業」は勿論、オンラインのものだけではありません。

自分の好きなことや手がけたいビジネスに関して、会社員の間に何かしらの方法で経験しておくというのは重要です。

社内公募に応募したり、転籍までいかずとも近い部署とつながりを持ったり、社外でアルバイトやボランティアをしたり、学校に通うのも一つです。

 

私の場合は、会社員時代からダンサーやダンス講師をやってたのも良かったなと思います。

極端な話、会社員って会社に存在するだけでも給料は発生します。しかし、個人で稼ぐととなるとそうはいきません。

会社員でいる間に、「組織で働くこと」「個人で働くこと」の比較が出来たことで、「私はやっぱりフリーで働きたい」って強く思えました。

 

あと、会社員ってやっぱり最強なんですよ。会社にいる間は確実にその信用性に守られるので、退職した今となっては、「所属」している間にもっと貪欲に色々出来たな、と思います。

言い方を選ばずに言えば、仕事を積極的に「利用」するべきだな、と。

会社員経験を通して、

  • コミュニケーション力を磨く
  • プログラミングを覚える
  • パワポスキルをあげる
  • スマートなクレーム対応をマスターする
  • ビジネス英語を習得する
  • 早寝早起きを習慣化する
  • タイムマネジメントのプロになる
  • 変な上司を交わす技を身につける
  • デキる男を見抜く眼を養う
  • 秘書にする女を見定める目を養う・・。

いくらでも出てきます。

 

なので、周りを巻き込んで装着できる武器を身につけられる環境にいる間に、さっさと自分の強みを厚くして個人起業しちゃった方がいいと思うんですよね。

で、その結果「やっぱり組織にいながら働きたい」と思えば組織に居続ければいい。

今は幻冬社にいながら個人パフォーマンスを広げている箕輪厚介さんのような「ハイブリッド会社員」的な働き方も注目されていますし、別に副業がうまくいってるからといって退職しなきゃいけないルールはありません。

 

ただ、会社員である限り、社風や規定に良くも悪くも忠実でなくてはならない部分は存在します。そこを自分がどう捉えるか、ですよね。

ただの「選択」です。

副業時代に突入した今。私個人としては本当に生きやすくなった時代だな、と思います。

 

私が退職した時に「ダンスしたいから会社辞めます」と言った時、同期や後輩達は「あいつ終わったな」みたいな顔をしていました。

しかし、今ではあの時の何人かが

・「子供との時間を優先させたいから」
・「朝早く起きたくないから」
・「彼と一緒にNPO法人を立ち上げて海外にいくから」
・「雇われたくないから」

こんな理由で次々と大企業を離れ、働き方を変えている姿を見て、時代のスピード性を痛いほど感じています。

「置かれた場所で咲きなさい」に執着しない

少し前に流行った言葉ですが、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があります。

私はこの言葉が大好きですが、一方で「執着する必要もない」とも思ってます。

 

今いる場が、自分が臨んで立っている場であれば一定以上は咲く努力をするべきだとは思います。

なぜなら、そうしないと見えないものがあるから。

 

でも、そうではなく

「親から言われたから」
「先生に言われたから」
「みんなそうしてるから」

その場にいるのであれば、自分の意思で、人生を咲かせるための手段として、まずどうすればいいかを考えてみる。

そこからスタートさせていけばいいのではないか。

 

そこで、明確な答えが具体的にはない。でも何か一歩踏み出したい。

 

その場合は「ベイビーステップ」としてまずは最もローリスクなスモールビジネスからスタートさせてみる。

そこで「個人で働く」を体感してみて、軌道に乗ったところで改めて独立するなり複業するなり違う道を選ぶなりでワークシフトしていくのが、着実な導線ではないかと。

 

そんな風に思っています。