家の消臭対策、どうしてますか?部屋やリビングだけじゃなく、気になる玄関やクローゼット、トイレやバスルーム。
ドラッグストアやスーパーに売っている市販の消臭ポットや100円ショップの炭グッズも確かに効果はあるけど、もっと簡単でコスパよく、さらに人体にも環境にも良いというオススメの方法があるんです!
今回はそんなメリットだらけの自宅の消臭対策、手作りアロマスプレーの超簡単な作り方&材料や注意点などを紹介していきます!
無添加なのに安い!可愛いのに簡単!手作りアロマスプレーの効果は?
「アロマ」と聞くと「よく分からないけどいい匂いがして体に良さそう」という印象が多いと思います。
元々自然派化粧品やエステなどの美容に興味がある方は「アロマ好き!」という方も多いと思いますが、一部の方にはちょっと近寄り難いイメージもあるかもしれません。
また何となく値段が高そうだったり、どこに売ってるか分からない、あるいは販売店も「綺麗な雰囲気で自分は入りにくい」という場合もあるかもしれませんね。
そもそもアロマって何?
今回紹介するアロマスプレーとは、アロマオイルと呼ばれる「精油」とブレンドした液体スプレー。
「精油」というのはヨガと同じく、元々は東洋医学で取り入れられたものであり、生来の植物の効果を生かした自然療法に使われるオイルです。
東洋医学というと、漢方や経絡など中国から輸入されてきた印象が強いかもしれませんが、実は日本には古来より「香道」という文化があり、日本人と香りの関係は非常に奥深いものがあります。「源氏物語」の中では、紫式部が香りについての描写を細やかに描いているのも、興味深いですね。
アロマの効果、好転反応とは?
最近ではツボマッサージやアーユルヴェーダなどの東洋医学を取り入れた美容施術も流行っていますが、質の良い精油を使ったアロママッサージの後は「お風呂に入らないでください」とか「稀に気持ち悪くなる事があります」と言われた事はありませんか?
管理人も経験があるのですが、あれは「好転反応」といい、植物が持つ強い効力によって体内の血流が一気によくなり、治療の過程で一時的に起こる(良い)反応です。例えばアロマ療法で特に強いマッサージを受けた訳でもないのに、一時的にぐったりしてしまったりぼーっとしたりしたりしても、その後はものすごいスッキリして気分が良くなった、という経験は良くあること。
つまり、「アロマ」イコール「はいはい意識高い系のアレね」という訳ではなく、我々の体に少なくともゆかりのあるものであり、またその効能は多岐に渡って活用されています。
消臭対策にアロマスプレーがいい理由!コスパ・手間・美容・環境とメリットしかない!
そして、今回紹介するのは「消臭対策」に効果的なアロマ!
アロマと一口に言っても「いい匂いがして身体や美容に効果的」だけではありません。殺菌作用や消毒作用のあるものもあるので、市販のものの様に添加物を入れなくてもアロマオイルと少しの材料さえあればものの1分程度で作れてしまいます。
しかもスプレーとして作った後は、気になった時にスプレーすればいいだけ!超簡単な上に人体にも無害ですし、ゴミも出ないので環境にも優しいですね。
また、冬の乾燥時期には加湿にもうってつけです!私の部屋は暖房するとあっという間に湿度が30%前後まで下がってしまうので、40%以上を保つ様にシュッシュしまくってます。別に匂いが気になる訳じゃないけど、いい匂いもするし一石三鳥ですよ(笑)
超簡単&コスパ最強で人気!アロマスプレーの作り方!材料や保存期間、容器の注意点は?

それでは早速材料と作り方を解説していきます!
消臭アロマスプレーの材料&容器の注意点
まずは、材料から。
- 無臭エタノール
- 精製水
- スプレー専用ボトル(ガラス/PET/HDPE/PP/PEなど耐性のあるもの)
- アロマオイル
えー、こんなに?と思われました?(笑)でもね、これ一度用意すればもう後は買い足す事もなく、ずーっと使い続けられるんです。ちなみに全部ネットに購入できますし!
ちなみに容器に関してはアロマオイル&エタノールに耐性のある容器にしましょう。ベストは遮光性のあるガラス素材ですが、プラスチック容器でもOKです。私は100円ショップでPPのものを購入しました。プラスチックの場合は容器の裏側に小さく素材が書いてあるので、必ずチェックしましょう。
心配であれば「生活の木」などのアロマ専門店で相談してとり揃えるのが良いですね^^
消臭スプレーにおすすめのブレンドアロマ
続いては、肝心のアロマオイル。アロマを選ぶ上で一番大事なのは「好みの香り」という点ですが、今回は「消臭」が目的。
実際に私が使っているのは
「ペパーミント」&「レモン」
です。エタノールが入っている時点で殺菌効果はあるのですが、ペパーミントには「殺菌効果」「デオドランド」「防虫効果」などがあります。「レモン」にも抗菌作用がありますが、純粋に香りもスッキリしてリラックス&リフレッシュ効果もあるので気に入ってます。
他にオススメなのは「ティーツリー」。殺菌、抗菌、抗ウイルス作用と全てを兼ね備えています。
木や葉の香りが好きな方は「ジュニパーベリー」や「ユーカリ」がおすすめ。
フローラル系が好きな方はリラックス効果の高い「ラベンダー」が人気です。お風呂に数適入れてもいいですね。
市販製品にも活用されている通り、全て抗菌作用があるアロマです。これらをいくつか好みに合わせてブレンドしてもいいし、気分に合わせて変えてみるのもいいですね。
アロマスプレーを作る際の注意点
続いてはアロマスプレーを作る上での注意点をいくつか挙げていきますね。
アロマオイルをブレンドする順番は、「エタノール→精油→水」の順番です。アロマは水に溶けないので、注意しましょう。
また、アロマには「光毒性」のあるものがあります。仕様にはくれぐれも気をつけ、精油自体は直接肌に触れない様にしましょう。光に当てない、火気に近づけないなど管理にも気をつけましょう。
前述した通りアロマは強い好転反応が出る可能性があります。希釈度を強くしすぎると気分が悪くなる可能性もあるので、分量は適宜対応する事をおすすめします。
また、妊婦さんや子供などデリケートな方は特に注意してください。万が一気分が悪くなったら、即使用を控え、換気をしたり水で洗い流したりしましょう。
とはいえ、今回紹介するのは「消臭対策用アロマスプレー」。肌に塗ってマッサージする訳でもないので、正直そこまでシビアにならなくても普通に使っていれば大丈夫かと思います。市販の消臭剤同様、違和感を感じたら即止める、という意識を持っていればOKです。
それでは、実際にスプレーを作っていきましょう!
アロマスプレーの作り方&保存期間

まずは30mlボトルの中に無水エタノールを10ml入れます。
続いて精油を12適。(好みや体調で適宜調整しましょう。)
続いて精製水を25ml入れます。
よく振ってブレンドさせましょう。
以上!(笑)
あとで分からなくてならない様に、ラベルシールなどで分かりやすくしておくと良いですね。保存期間は、長くても1ヶ月以内には使い切る様にしましょう!
いい事づくしのアロマスプレーで楽チン消臭を
今回はサクッと終わらせるはずが長々と書いてしまいました(笑)
私がこのアロマスプレーと出会ったのは半年前。そもそも○○スプレーとか全く買わないのですが、梅雨時期の防虫対策に何かないかな?と思ってハッカ油を使い出したのがきっかけです。
いい匂いもして気分も軽くなるし、美容にもいいし、一度作っちゃえば後は足せばいいだけだしいい事しかないじゃん!という事で、消臭や抗菌以外にも、集中力アップや香水代わりなど、様々な用途でアロマを活用しています。
他にも自律神経を整える効果や安眠効果、リラックス効果など嬉しい効能をもたらしてくれる万能なアロマ。勿論最低限の注意事項は守り、コスパよく楽しく美しくアロマを楽しんで、ちゃっかり消臭もしちゃいましょう!(笑)
今回は以上です^^