WordPressでブログ運営をしている上で、やっぱりこだわりたくなるサイトデザイン。運営歴が長ければ長いほど、デザインは自分らしいテンプレートでカスタマイズしていきたいですよね。
今回は「おしゃれ」な中でも「かっこいい」「クール」「洗練されている」と人気で評判のテーマ「TCD」カスタマイズについて、「サイトが重い」「動かない」「遅くなった!」「関連画像やフッターのアイキャッチ画像がガタガタになる」といったよくあるトラブル対処方法を解説していきます。
WordPressでおすすめのおしゃれテンプレート「TCD」は、とにかく重い?
サイトデザインにこだわりがある方が選ぶおしゃれテーマの一つ、「TCD」。
とにかくTCDのテーマは、全部が全部、スタイリッシュで可愛いですよね。可愛いんですが、重いですよね・・。私がカスタマイズしたばかりの時は、とにかく重くて重くて…
しかし、そこは天下一にデザインが洗練されている(管理人の完全なる独断と偏見)TCDさんです。
とにかく情報が、ない!!
私が選んだテンプレートは、数ヶ月前に出たばかり(現在2017年11月21日)という新しいテンプレートだったので、特に情報がなかったんですね。つまり、輪をかけて「助けてよ・・」状態。
ちなみにTCDはデフォルトで十分かっこいいテンプレート。サイトカスタマイズの知識がなくてもかっこよく仕上がってくれる超優秀なテーマです。つまり、使用者が悪かったという事ですね。はい、私のことです。
ということで、今回は「初心者でもかっこよくスムーズにTCDを使いこなしたい!」という方向けに、サイトカスタマイズにおいて「とにかく重い」「動作環境が遅くて表示されない」「アイキャッチ画像ガタガタ事件」といったトラブルの原因&対処方法を解説していきます。
TCDへテーマ変更したらサイトが重くなった!考えられる原因は本当にテンプレート?
ブログをある程度運営して途中からTCDへテーマ変更をした際にサイトが重くなった場合、まず考えたくなるのは「重くなってしまった理由は本当にテンプレートが原因なのか、それとも他にあるのか。」という点。
結論から言うと、「他にある」可能性をまず探しましょう。
まず第一に、そもそもサイトではなく自分の「PC動作環境に問題がないか」と確かめましょう。
作業している時にIEやChromeなどWordPressを使用するブラウザ以外のアプリケーションは全て落とす、ゴミ箱のフォルダやファイルを全て空にする、別のデバイスからアクセスしてみた時と同じくらい重いのか試してみるか、など。
それでもやはりサイトが重いという結論に達した場合は、原因を主に以下の二つの可能性から当たってみましょう。
①画像
②プラグイン
色々と検索すると「サイトのスピードが遅い原因を突き止めるアプリケーション」とか「解決策はjavaスクリプトのなんちゃらかんちゃら」みたいな情報に突き当たったりするかもしれません。もちろんその可能性を否定する訳ではありませんが、そういう難しい解決方法の攻略を試す前に、この二つのどちらかで解決出来ないか、探してみることをオススメします。
サイトが重くなる理由その1:画像メディア
ちなみに私の場合は、まさに①画像で解決されました。
そもそも画像は入れていたとは言え、画像圧縮プラグインは入れていたので、まさか画像容量がオーバーしているとは全く思わなかったんですよね・・。しかし、まさかと思いメディアライブラリから容量を確認。
参考記事:メディアライブラリの確認方法
添付ファイル詳細を見ると、なんと1MB超えがズラリ・・・。中には「14MB」というツワモノもいました。これはたとえアップ画像数が数える程だとしても、元々の容量が多いテンプレートに変えたら動作環境が遅くなるはずです。
画像ファイル容量の確認方法は、「メディア」→ライブラリからファイル詳細を開き、右上の「ファイルサイズ」から確認できます。

画素数のこだわりにも寄りますが、コンテンツが増えれば増えるほど容量が重くなりますので、出来るだけ画像を圧縮させたり不必要な画像は削除するなど、断捨離を進めていきましょう。
参考記事:未使用画像を一括削除する方法
全ての画像の圧縮や未使用ファイルを削除すると、嘘のようにサイトが軽くなり、スムーズになりました。
サイトが重くなる理由その2:プラグイン
トレンドアフィリエイトなど、アドセンス広告を貼り付けて記事を量産させ、収益化を計っていくと時にとんでもない数のPVが集まる事があります。グーグルアナリティクスでリアルタイム100以上、1000以上なんていうものすごいアクセス数が集まった時に負荷がかかるのがサーバー。
日常運転では耐えていけるサーバーでも、一極集中されると503エラーなのでサーバーダウンしてしまうことは人気ブログ運営者の宿命とも言えます。
こういったケースに特に有効なのはプラグインの削除。特に「WordPress Popular Post」などの人気記事をランキング化させるプラグインはかなりサーバーに負荷をかけますので、必要に応じて削除した方が無難です。
また、「別にアクセスきてないけど重いんだけど」といったケースで、画像を削除したり圧縮しても全然変わらないという場合は、そもそものテーマとプラグインの互換性を確認しましょう。サイトエラーになっていなくても相性が悪いことが原因で動作環境に不具合が起きている可能性もあります。
ダッシュボードの「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」から、それぞれのプラグインの左側にある「詳細を表示する」をクリックすると、「注意: このプラグインはお使いのバージョンの WordPress での互換性は確認されていません。」などという表示があります。
そもそもプラグインをインストールする際にこの表示は出ているのですが、テーマ変更したことによってこの詳細は当然、変わります。
こればっかりは素人には判断できないので、他にも同様のケースの人がいないか調べて見るか、プラグイン一つ一つを停止して動作環境を確認していくしかありません。
サイトが重くなる理由その3:ウィジェット
ちなみにこちらは補足ですが、TCDの様に、ウィジェットが一括化されずに「トップページ」「記事ページ」「アーカイブページ」「スマホページ」など、ページごとに設定ができるテンプレートの場合、あれもこれもと色々と試したくなりますよね。
もちろん、ページ別に色々と設定することは容量には影響はありませんが、一つのページでのウィジェット数を多くするとサイトの容量に響きます。
サイトを軽くすることを優先させるのであれば、ウィジェットはテンプレートに準じた設定を出来るだけ使用する様に試してみましょう。
テーマ変更をしたら画像がガタガタに!原因と対処方法は?
TCDなどテーマ変更するタイミングで、すでにアップロードした画像をリサイズしていない場合は、アイキャッチ画像がガタガタになってしまうケースがあります。
例えば関連記事表示などでデフォルトだと綺麗な正方形表示される場合が、正方形ではなく長方形のように統一感のない画像に設定されてしまう場合は、画像をリサイズしていないことが原因。
この場合は、画像を一度メディアライブラリから削除し、再度アップロードすることで解決出来ます。
参考記事:画像をメディアにアップロードする方法
ちなみに再アップロードする場合も、必ず圧縮してサイズを小さくさせてからアップロードすることをお忘れなく!
まとめ
今回はTCDを例にして新しいテーマへ変更した場合のカスタマイズトラブルについて紹介しました。
・テーマ変更した際に重くなった時は①画像圧縮②プラグイン互換性の2点を試してみる
・テーマ変更をしてアイキャッチ画像がガタガタになった場合は、画像を再アップロードしてみる
TCDのテンプレートへ変更してカスタマイズがうまくいかない時、是非参考にされてみてくださいね。